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屋根塗装かカバー工法か

屋根の塗れる?塗れない?問題

 

 

屋根は定期的なメンテナンスとして10年ごとの塗り替えをお勧めしています。

定期的に塗り直すことで屋根の耐候性、機能を維持し、屋根の素材を長持ちさせることができ、無駄な手間、修繕費を抑えることができます。

しかし、屋根材の中には塗り替えのできない屋根材、塗り替えても意味がない屋根材があります。1996年〜2008年の間に生産・使用されていたノンアスベストの屋根材です。
 
このノンアスベスト屋根について、お客様から多くのご質問、ご相談をいただいているため、ご説明させていただきます。
 

 
屋根の塗装についてお客様からいただいたご質問

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▮千葉県柏市Y様 屋根塗装の悩み…
 
Q
築18年目、屋根ノンアスベストのコロニアルです。ヒビがあります。
相見積で数社見積をお願いしました。
 
業者さんによっては塗装で大丈夫です。
塗れますよ!
と言う方もいれば、ノンアスベスト屋根は塗装してもすぐに剥がれてまたすぐ屋根の工事(カバー工法)をすることになりますよ!
と言う方もいます。
 
どちらがよろしいのでしょうか?
予算的に抑えられるのは屋根塗装なのですが…
 
実際屋根にヒビもありネットなどで調べても、洗浄、下塗り、中塗り、上塗りと屋根の上を歩くので屋根に負担がかかるので、カバー工法しないなら塗装しない方がいいと言われとても不安です。
 

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このようなご相談が最近非常に多くなってきております。
 
 
 
 
A.
屋根材がパミールの場合、塗装は絶対にやめた方がよいです。
 
塗装よりIG横断ルーフ、ガルバリウム合板、板金屋根などのカバー工法の方が間違いありません。
 
図面で仕様書を確認して、屋根材がパミールであれば、塗装はできません。
 
※コロニアルneoだったら基本的にはカバー工法をおすすめします。現状を確認させていただいて、ご説明、ご提案をさせていただいております。
 
ご予算との兼ね合いもありますので、塗装が可能であると判断できる場合は、リスクをご理解、ご納得いただいた上で塗装させていただいております。
 
下塗りは1回で良いと言う業者様がいらっしゃいますが、ノンアスベスト屋根の場合、ペイントヒーローズは、下塗り2回【浸透シーラー1回塗り、強化ベストシーラー1回塗り】を推奨致します。
 
カバー工法ですと、おおよそ塗装工事の3~5倍の費用がかかるので、どちらがお施主様のご意向に合うかだと考えております。
 
これまで現場で培ってきた経験、独自の実証結果から、ペイントヒーローズとしましては、下地がしっかりしている場合、下地処理と下塗り材で適切な施工を大前提に、塗装でのメンテナンスも問題ないと考えており、ご希望のお施主様には、塗り替えのご提案、工事をさせていただいております。
 
御施主様のお考えは様々で、『今まで雨漏りしていないしな~』『カバーまで予算かけて工事するのもな~』という方もいれば、『いろいろ調べたらノンアスベスト屋根は脆いみたいだし、メンテナンスを考えたら、カバー工法の予算も出せるしカバー工法でやろう』と言う方もいらっしゃいます。
 
会社の方針で、カバー工法を推奨されている営業の方が多いかと思いますが、各社営業の方は職人ではないため、塗装の知識についてはほぼ素人です。熟練の職人さんであれば、塗装できるという方が多いと思います。
 
今後このお住まいでどの程度の期間生活をするのか、予算的にカバー工法をするのは難しいけど、数年後だったら余裕が出てくるかもしれないなど、様々な条件のもと、屋根の現況をふまえ、今どのようなメンテナンスをするのが最適なのか、大事なお住まいのことを、一緒に考えていきたいと思っております。

ノンアスベスト屋根の塗装はできるのか?

 
アスベストの健康被害が注目され、アスベストを含まないノンアスベストの屋根材が普及することになったのですが、ノンアスベスト屋根の開発直後に屋根材として使用されていたノンアスベストの屋根材は、性質上の問題があり、10年以内に機能が損なわれてしまっているものが多いのが実情です。ヒビや欠けが著しく、劣化の早い屋根材は、このノンアスベスト屋根である可能性が高いのです。
 
こういったノンアスベストの屋根材は、10年ごとの塗り替えが難しい製品がほとんどです。(中には塗装可能なノンアスベストの屋根材もございます。)
ノンアスベストの屋根材は販売中止になっていますが、ノンアスベストの屋根材が使用されている住宅が多くございます。
1996年〜2008年の間に建築したおうち、屋根を葺き替えたおうちの屋根は注意が必要です。
ノンアスベストの屋根材を一般の方の目視で判断することはとても難しく、プロの判断が必要となります。
 
塗装できないノンアスベストの屋根材のメンテナンスはどうするのがよいか。

1996〜2008年に販売された、塗り替えできないノンアスベストの屋根材の種類
①コロニアルNEO
②パミール屋根
③セキスイかわらU

1996〜2008年に販売された、塗装できないノンアスベスト屋根材のメンテナンス方法
①葺き替えを行う
②カバー工法で屋根を覆う
③塗り替え(塗装できるノンアスベスト屋根に限る)

1996~2008年に販売されたノンアスベスト屋根材と、一般の屋根材のメンテナンスの違い
★一般的なスレート屋根:寿命約40年
★1996~2008年のノンアスベストスレート屋根:寿命約10年

1996~2008年のノンアスベスト屋根材の見分け方
①建築時の図面仕様書を確認する
②施工店に確認する
③建築・葺き替えから10年以内なのに劣化が著しい
 
皆さまご周知の通り、アスベストには毒性があり、粉末を吸い込むと肺がんや悪性中皮腫などさまざまな健康被害を引き起こすリスクがございます。
このアスベストの健康被害が問題視されるようになり、屋根材メーカーはそろってアスベストを含まないノンアスベストの屋根材の生産を始めました。

①コロニアルNEO
2001年発売〜2003年販売中止、新製品として改良
コロニアルNEOは、クボタ株式会社(現ケイミュー株式会社)が2001年に販売したスレート屋根材です。2003年の劣化発覚後は改良に着手。​​​​​​現在は改良された「コロニアル・グラッサ」「コロニアル・クァッド」等が後継品として販売されています。
施工後8〜10年で、ひび割れや欠け、変色が目立つようになる。

②パミール屋根
1996年発売〜2008年販売中止
パミール屋根は、外装建材メーカー・ニチハが1996年に発売したスレート屋根材。ノンアスベスト屋根への切り替え初期の商品です。
施工後8〜10年で劣化が顕著になります。
もっとも目につくのが剥がれ。ペリペリとミルフィーユ状に剥がれていくのが特徴です。剥がれる一歩手前の状態では、屋根の端が白く変色してきます。そのほか、屋根のずれや脱落が発生することもございます。

③セキスイかわらU
1990年発売〜2013年販売中止
セキスイかわらUは、積水化学工業株式会社が1990年に発売した瓦屋根です。ノンアスベスト屋根の先駆けの商品として普及しました。瓦はもともと塗り替えをしないため、劣化の発覚が遅れることになりました。
10年前後でひび割れや剥離、変色、簡単に割れてしまうなどの症状が見受けられます。
 
1996〜2008年に販売された、塗装できないノンアスベスト屋根材のメンテナンス方法
このようなノンアスベストの屋根に関しては、塗り替えはオススメできません。
塗り替えで屋根の寿命を伸ばすという本来の目的が、こういったノンアスベストの屋根材には無駄なメンテナンスになってしまうからです。

①葺き替えを行う
現在の屋根材を取り外し、新しい屋根に葺き替えます。瓦(セキスイかわらU)は葺き替えしかできません。

②カバー工法で屋根を覆う
現在の屋根材の上に、新しい屋根を取り付ける工法です。もともとの屋根を解体する必要がないため、費用と工期を抑えることができます。

③塗り替え
中には塗装が可能なノンアスベストの屋根材もございます。
葺き替えorカバー工法を行うのが最善ですが、費用面などを考えた場合、短期的な修繕、保全をご希望の方は、下地処理等に注力した、塗り替えのご提案もさせていただきます。(あくまでも塗装が可能なノンアスベストの屋根材に限ります。)
 

ノンアスベスト屋根で劣化が著しい場合、費用面で問題がなければカバー工法で屋根を仕上げる方が、長期的に建物の構造を維持できます。
 
しかし、屋根の劣化具合やメンテナンスにかけられる予算など、
おうちごとに状況は様々です。
『キレイにしたい!けど予算が・・・』
『そんなに劣化がないから塗り替えで十分!!』
と考えている方もいらっしゃると思います。
 
ノンアスベスト屋根はすべてが塗り替えが
できないわけではありません。
ですので、カバー工法ではなく塗り替えでも
問題がない場合もございます。
ノンアスベスト屋根の場合は、現況に合わせ、
工法を検討していくことが重要です。
ペイントヒーローズでは、ノンアスベスト屋根の種類や状況、
御施主様のご意向を汲み取りながら、
最善の屋根のメンテナンス方法をご提案させていただきます。

屋根などの建物付帯物による損害について

 
このノンアスベスト屋根はヒビや割れ、欠けの発生が顕著な屋根材であり、劣化により道路や隣地への落下リスクがございます。ノンアスベスト屋根に限らず、瓦の落下事例なども多くありますが、屋根は一般的な戸建て住宅でも、地上から5~9mほどの高さにあり、落下した場合、通行人や隣家の建物への被害が懸念されます。
このように、屋根の落下によって損害を与えてしまった場合、建物所有者様の責任となります。
 
こうしたリスクをできるだけなくすよう管理しておくことも、近隣への配慮、安心安全なまちづくりのために重要なことです。

工事中に万が一事故が発生した場合

 
市場に出回り始めた初期のノンアスベスト屋根は破損が著しく、屋根の機能が損なわれている、塗装をしても意味がないなど、塗装工事をおすすめできない場合が多いのが事実ですが、ノンアスベスト屋根は年月とともに製品が改良され、屋根材の世代によっては、劣化状況が軽微で、その他屋根材と同じように塗装を選択することも可能です。
 
しかし、破損しやすいノンアスベスト屋根の塗装工事となると、『工事中に割れや欠けが発生してしまって、屋根材が落下してしまわないか?』『落下によって万が一事故が発生してしまったら?』
などの不安を抱く方もいらっしゃると思います。
 
ペイントヒーローズでは、工事遂行に伴って万が一、事故が発生してしまった場合の補償ができるよう、業務災害保険に加入しております。
 
事故が起こらないよう、ひとりひとりが注意深く作業をし、事故、災害ゼロを目指しておりますが、万が一の事故に備えております。
 

ペイントヒーローズが施工した工事に万が一問題・欠陥があり事故が発生してしまった場合

 
ペイントヒーローズの工事によって屋根が破損した状態になっていた、落下する予測のできる状態であった場合、この場合の補償も、業務災害保険の補償対象となりますので、万が一の場合には、責任をもって補償致します。

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